保育士の転職

保育士の給料は何円?平均月収・年収は?退職理由1位は給料が低い・安いって本当?理由は?

保育園勤務者は給料が低いって言われるけど、実際はどうなんだろう?退職理由の1位にも給料の低さが上がることが多いけど、何円もらっているんだろう?気になるなー!実際に保育園で働いている人の話を聞きたいなー。

この記事ではそんな疑問に答えます!

本記事の内容

・保育士の給料について

・保育士の給料が低い・安い理由について

・保育士の給料についてのよくある質問

皆さんこんにちは!みゆきです!

仕事をする上で、条件はありますかと聞かれたら、皆さんはなんて答えますか?

勤務時間や、場所、各種手当などいろいろあると思いますが、誰もが給料を少しでも多く貰えたらと思っていると思います。

そして、実際に同職種で働いている人が何円もらえているのか、気になりませんか?ネット上に情報はあっても、本当かどうか私は気になります、、、。

この記事では、保育園で勤務している私が保育士の給料について詳しく紹介していきたいと思います!

それでは早速スタートです!

☆給料を少しでも上げたい方はこちらの記事もチェックしてみて下さい!

保育士の給料について

保育士の平均年収は391.37万円、平均月給は26.68万円、平均賞与は71.21万円です。(厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」より)

平均年収平均月給平均賞与
391.37万円26.68万円71.21万円
※厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

保育士は子どもたちの命を預かる責任のある仕事です。しかし、一般的な保育園やこども園勤務の場合、保育士の給料水準は日本の平均より低めです。

また、手取り月額は20万円前後になり、決して高いとは言えません。

年齢別の年収は、20代で300~350万円、30代で370~380万円、40代で390万円、50代で430万円です。

年齢が上がれば、主任や園長などの役職に就いている場合が多いので給料も上がる傾向にあります。その為、給料UPを目指すのであれば、長く、そして役職に就く必要があります。

私は保育士ではなく保育園栄養士ですが、給料は平均年収程度で正直安いです。もっと趣味の旅行にお金を使いたいので、平均賃金自体上げて欲しいと思います。しかし、子どもが好きで働いていて、保育業界全体が安いので仕方ないと割り切っている部分もあります。

給料は安いですが、上手く節約しながら生活すれば月に1回は旅行にいけます!

また、給料が安くても保育士として働くメリットはたくさんあります!

☆保育士として働くメリットって何?と思う方はこちらの記事もチェックしてみて下さい!

仕事は給料が全てではありませんが、高いに越したことはありません。入職する保育園によって、年収は100万円前後変わることもあります。転職する際には、何が自分の中で譲れない部分なのか、よく考えて下さい!

保育士の給料が低い・安い理由について

①公定価格・保育料が定められている

民間の保育園の運営費は国の決める「公定価格」がベースの公費と保護者が支払う保育料です。(公務員保育士は地方自治体の公務員給与に準じた支払いが行われます)

「公定価格」は、子ども1人当たりの教育や保育に必要な費用について、さまざまな要素や事情を総合的に考慮して国が決定しています。

この費用の中に保育所の職員の人件費も含まれていて、施設の裁量などに応じて価格を決められるわけではありません。

税金で賄う施設である以上、過剰に利益が出る運営はよくないという理由で、「公定価格」はあまり潤沢な利益が出る金額が設定されていません。

また、保育料も地方自治体が一括で保護者より支払いを受け、子どもの人数に応じて保育園に支払いを行なっています。

その為、収益はほぼ公定価格のみであり、保育の必要経費や給食費などを引くと、人件費にかけられる金額は少ないです。

そのため、保育士の給料は低く、安いです。

②キャリアの中断

保育士は女性のほうが多い傾向にあるため、結婚や出産を機にキャリアを中断せざるを得ないこともあるため、給料が安いです。

キャリアを中断した場合、ずっと働いていた方に比べると、どうしても経験値が加算されず給料は安くなりやすいです。

③歴史的背景

保育の仕事は子育ての延長のように捉えられてきた日本の歴史的背景があり、専門性について深く考慮されていなかった時代の名残で安く設定されています。

今は共働きの時代で、女性も外に出て働くのが当たり前になってきています。

しかし、約30年前私が生まれた時は母親は家で子どもの面倒を見て、父親が仕事に行くのが当たり前の時代でした。

その為、保育園に通っている子どもは少なく、私も幼稚園で育ちました。

子どもは家庭で育てるという、昔からのイメージがある為、保育士は特別な仕事ではないと捉えられ、給料面が安いです。

保育士の月収・年収について、私の実体験も話しながら書きました。正直、給料は安いです。そして、低い・安いのには明確な理由もあります。しかし、給料が高い保育園や、安くても保育園で働くメリットもたくさんあります!仕事をする際には、何が1番譲れない部分なのか、よく考えて行動して下さい!

保育士の給料についてのよくある質問

Q 保育士の1ヶ月の給料はいくらですか?

A 保育士の平均月給は26.68万円です。

Q 保育士の給料が高い県はどこですか?

A 保育士の給料は都道府県により変わります。 年収が一番高いのが、栃木県の434万9500円、続いて千葉県433万8600円、愛知県403万6200円です。 逆に年収が一番低いのは、福島県の300万5800円、続いて秋田県311万7900円、山形県316万2800円です。

Q 保育園と幼稚園どっちが給料高いですか?

A 保育士の平均年収は約391万円、平均月収は約26.7万円に対して、幼稚園教諭の平均年収は約399万円、平均月収は約26.7万円です。月給で比べれば同額で、年収で見ても差は8万円程度です。 そのため、保育士と幼稚園教諭では給料に大きな違いはありません。

保育士の給料は何円なのか、低い・安い理由について書いてきました。正直、保育士の給料は高くありません。しかし、仕事は給料が全てではないので、やりたい、好きな仕事をして楽しく過ごして下さい!

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