栄養士として働きたいけど、どこで働くのがいいんだろう?保育園栄養士は、定時に上がれたり、子ども達の「おいしい」が聞け、癒されたりとメリットもたくさんあって魅力的だけど、デメリットも絶対にあるよなー。実際に保育園栄養士として働いている人の話を聞きたいなー。
この記事ではそんな疑問に答えます!
皆さんこんにちは!みゆきです!
飲食店から転職して、栄養士の資格を活かして働きたいけど、どこで働けばいいんだろうと思い、いろいろ求人を見ていました。
栄養士活躍の場所の多くは給食施設!その中で、私は大人より子どもに食事を作りたいと思い、保育園で働こうと思いました。
可愛い子どもたちに癒され、しかも定時で上がれる⁈とメリットばかり出ていましたが、仕事は大変なのは当たり前。もちろんデメリットもあるだろうと思います。
そこでこの記事では、保育園栄養士として働くデメリットを詳しく見ていきたいと思います。
それでは早速スタートです!
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保育園栄養士のデメリット
①責任が重い
乳児や幼児の一人ひとりに合わせた対応が必要不可欠です。特にアレルギー対応など、子どもの命に関わるため、責任感は重いです。
どこの会社で、どんな職種に就こうと責任が発生します。
しかし、保育園は小さな子どもの命を預かっている場所です。特に給食では、誤嚥やアレルギーなどの最新の注意を払う必要があり、責任感は重いです。
また、今は昔に比べてアレルギー児も多いです。卵・小麦・牛乳に加え、フルール類、さらに私が今現在働いている園には魚アレルギーの子もいて個別対応する必要があります。
そのため、責任は重いですが、それでも子どもたちから「給食美味しかったよ」と言って貰えるとやりがいを感じます。
②給与が低い・保育士に比べ手当や待遇に差がある
保育園栄養士の月給は約16万円~22万円、年収にして約220万円~300万円が一般的です。
正直、給料は安いです。もっと欲しい、平均賃金あげてー、と切実に思います。
しかし、保育園ならではの手当もあります。私は東京で一人暮らししていますが、保育園の特権!借り上げ社宅制度を利用させてもらっているので、家賃はほぼ0!
上手くやりくりすれば、趣味に使うお金もあります。また、給料は安いですが、定時に上がれ、朝食や夕食を作るわけではないので、勤務時間にそこまで変動がないのは魅力的です。
給料を取るのか、安定した生活リズムを取るのか、よく考えて選択して下さい。
③体力勝負
大量調理のため、体力は必要不可欠です。
保育園は、子どもの食事だから学校給食に比べたら楽と思うかもしれませんが、職員分の給食を作ったり、火の前での長時間の立ち仕事のため、体力は必須です。特に、夏は暑いです!
子どものエネルギーに負けないように日々体力づくりをして下さい!
④予算内でのおいしいメニュー作りが難しい
食材の値段が高騰していますが、給食費は現状維持のままです。予算内でのやりくりは非常に厳しいです。
子どもたちに美味しい給食を食べさせてあげたい、なるべく国産にこだわりたい、との想いはありますが、何でも本当に高いです。
どの食材を削るのか、非常に難しいです。栄養バランスも考えて、予算も考えて、、、。日々、試行錯誤の毎日です。
⑤職場の中で立場が弱い
私たちは保育士ではなく、栄養士です。そのため、保育園ではもちろん保育士の人数が多く、意見が通りにくい場合もあります。
また、給食室は衛生的な場所です。そのため、誰でも自由に出入りできる場所ではありません。
だからこそ、保育士との間に薄い壁があると言うか、立場は弱く、関係性も難しいです。
園長や主任は保育士資格保有者の場合がほとんどなので、給食のことを理解してくれない場合もあり、難しさも感じます。
私が以前働いていた保育園は、まさに栄養士の立場が低く、園長は給食に興味なしという感じでした。もちろん保育園で保育が大切なのは十分わかりますが、子どもたちの成長にとって食事もとても大切なので、少しは私たちのことも見てほしいなとは思いました、、、。
⑥成長やキャリアアップが難しい
保育園栄養士の主な業務は調理です。そのため、キャリアアップが難しいです。
また、保育園で保育士ではなく、栄養士が園長と言う話を私は聞いたことがありません。多くの保育園は保育士が園長です。そのため、栄養士としては昇格が厳しいです。
しかし、法律的には保育園の園長には、特別な資格は必要ありません。ただし、公立保育園の場合は、保育士として勤務した実績と昇進試験に合格することが条件になります。
私立保育園の場合は、保育士資格の取得は義務づけられていません。
だから、栄養士が園長になろうと思えば、なれる可能性はありますが、現実は非常に厳しいと思います。
この記事では、保育園栄養士で働くデメリットを書きましたが、仕事にはメリットだけでなく、大変なこともたくさんあります。働いて、お金を稼ぐということは簡単なことではありません。しかし、大変なことがたくさんあればあるほど、達成できた時にはやりがいも感じます。ぜひ、デメリットがあろうが、ここで働きたい、活躍したい思える場所で働いて下さい。