保育園勤務者は給料が低いって言われるけど、実際はどうなんだろう?退職理由の1位にも給料の低さが上がることが多いけど、何円もらっているんだろう?気になるなー!実際に保育園で働いている人の話を聞きたいなー。
この記事ではそんな疑問に答えます!
皆さんこんにちは!みゆきです!
仕事をする上で、条件はありますかと聞かれたら、皆さんはなんて答えますか?
勤務時間や、場所、各種手当などいろいろあると思いますが、誰もが給料を少しでも多く貰えたらと思っていると思います。
そして、実際に同職種で働いている人が何円もらえているのか、気になりませんか?ネット上に情報はあっても、本当かどうか私は気になります、、、。
この記事では、保育園栄養士の私の給料について話します!そして、月1回旅行するほど、国内・そして海外旅行大好きな私が安い給料でどうやりくりして生活しているのか詳しく紹介していきたいと思います!
それでは早速スタートです!
☆給料を少しでも上げたい方はこちらの記事もチャックしてみて下さい!
保育園栄養士の給料について
保育園栄養士の月給は約15万~25万円です。平均年収は、約300万~350万円で低い・安いです。
☆施設別の栄養士平均年収
栄養士全体(※) | 約374万円 |
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病院・診療所 | 約300万~400万円 |
福祉施設(介護施設・児童福祉施設など) | 約260万~310万円 |
保育施設 | 約300万~350万円 |
行政機関 | 約450万~600万円 |
給食施設 | 約330万~400万円 |
その他事業所(美容業界・食品業界など) | 約250万~330万円 |
年齢や経験年数、施設によっても給料は異なりますが、保育園栄養士の平均年収は、他施設と比べると低い傾向にあります。
私は3つの保育園で栄養士として働きましたが、それぞれで月給には約4万円前後、差がありました。年収は50万円程度です。
50万と聞くと、かなり大きな額ですが、月給は安くても年収を大きく左右する賞与が基本給の4ヶ月分の保育園もあり、運営法人により給料形態は様々です。
また、保育施設で働く栄養士の数は病院施設に次いで2番目に多いです。そのため、栄養士の求人全体の約4分の1が保育園栄養士の求人なので、需要が高いです。
その為、給料が高い保育園が転職条件の1番であれば、夕飯を提供している保育園や待機児童が多い保育園、人気の保育園などの求人を探すことで給料UPが可能です。
私の給料も、平均年収程度で正直安いです。もっと趣味の旅行にお金を使いたいので、平均賃金自体上げて欲しいと思います。しかし、上手く節約しながら生活すれば月に1回は旅行にいけます!
そして、給料が安くても保育園栄養士として働くメリットはたくさんあります!
☆保育園栄養士として働くメリットって何?と思う方はこちらの記事もチェックしてみて下さい!
仕事は給料が全てではありませんが、高いに越したことはありません。入職する保育園によって、年収は100万円前後変わることもあります。転職する際には、何が自分の中で譲れない部分なのか、よく考えて下さい!
栄養士の給料が低い・安い理由について
①栄養士の資格がなくても仕事が可能
栄養士の仕事は「業務独占資格」(資格を持っていなければできない)ではないです。
そのため、栄養指導や献立の作成は、栄養士の資格を持っていない人でも可能なため、誰でもできる仕事と捉えられるため、給料が安いです。
※医師や看護師、薬剤師は「業務独占資格」がないとできない仕事です。
②キャリアの中断
栄養士は女性のほうが多い傾向にあるため、結婚や出産を機にキャリアを中断せざるを得ないこともあるため、給料が安いです。
キャリアを中断した場合、ずっと働いていた方に比べると、どうしても経験値が加算されず給料は安くなりやすいです。
また、保育園栄養士は保育士に比べて配置人数が少なく、管理職が必要ないことも給料が安い理由です。
③利益を増やしにくい
保育園で働く栄養士は、病院施設に次いで2番目に多く配置されており、需要が高いです。
しかし、栄養士は利益を増やすのが難しい職種であるため、給料を上げにくいです。
給食施設で働く栄養士の主な売上は給食費です。給食費の上限は決められており、また年々食材の高騰が続いていますが、給食費は変わらない施設も多く、利益を生み出しにくいです。
④公定価格・保育料が定められている
民間の保育園の運営費は国の決める「公定価格」がベースの公費と保護者が支払う保育料です。(公務員保育士は地方自治体の公務員給与に準じた支払いが行われます)
「公定価格」は、子ども1人当たりの教育や保育に必要な費用について、さまざまな要素や事情を総合的に考慮して国が決定しています。
この費用の中に保育所の職員の人件費も含まれていて、施設の裁量などに応じて価格を決められるわけではありません。
税金で賄う施設である以上、過剰に利益が出る運営はよくないという理由で、「公定価格」はあまり潤沢な利益が出る金額が設定されていません。
また、保育料も地方自治体が一括で保護者より支払いを受け、子どもの人数に応じて保育園に支払いを行なっています。
その為、収益はほぼ公定価格のみであり、保育の必要経費や給食費などを引くと、人件費にかけられる金額は少ないです。
そのため、保育園栄養士の給料は低く、安いです。
⑤歴史的背景
保育の仕事は子育ての延長のように捉えられてきた日本の歴史的背景があり、専門性について深く考慮されていなかった時代の名残で安く設定されています。
今は共働きの時代で、女性も外に出て働くのが当たり前になってきています。
しかし、約30年前私が生まれた時は母親は家で子どもの面倒を見て、父親が仕事に行くのが当たり前の時代でした。
その為、保育園に通っている子どもは少なく、私も幼稚園で育ちました。
子どもは家庭で育てるという、昔からのイメージがある為、保育園で働くことが特別な仕事ではないと捉えられ、給料面が安いです。
保育園栄養士の月収・年収について、私の実体験も話しながら書きました。正直、給料は安いです。そして、低い・安いのには明確な理由もあります。しかし、給料が高い保育園や、安くても保育園で働くメリットもたくさんあります!仕事をする際には、何が1番譲れない部分なのか、よく考えて行動して下さい!
保育園栄養士の給料についてのよくある質問
Q 保育園栄養士の1ヶ月の給料はいくらですか?
A 月給は約15万~25万円です。また、年収は、約300万~350万円です。
Q 栄養士の給料が高い職場はどこですか?
A 栄養士の給料が高いといわれている職場は、大手の食品メーカーや給食センター、病院などです。
保育園栄養士の給料は何円なのか、低い・安い理由について書いてきました。正直、保育園栄養士の給料は高くありません。しかし、仕事は給料が全てではないので、やりたい、好きな仕事をして楽しく過ごして下さい!